婚約破棄されるときに言われたセリフ

婚約破棄されるときに言われたセリフで、忘れられないものがあります。


「ひろしは何か1つでも私に勝っているものがあるの?」


このセリフを聞いたとき、僕は唖然としました。

気持ちが冷めたからと言って、ここまで相手のことを馬鹿に出来るものでしょうか・・・。

僕は相手よりずっと年上です。

給料も少ないながらも相手よりは多かったので、お金も多めに出して来ました。
この時点で、給料は勝っていますね。

他にも、学歴では僕の方が上です。
(学歴は社会人としてあまり意味がないと思っているのですが、反論出来る客観的な指標として出させてもらいました。)

そんなことより何より、「相手のことを思いやる気持ち」は僕の方が上ですね。
だって僕は、突然婚約破棄したり、上のセリフを吐くことなんて出来ないからです。


でも、彼女がこのセリフを言った背景はわかります。

彼女は料理を始め、家事がとても出来る人でした。
そのことにとてもプライドを持っていました。

なおかつ、(家事スキル以外でも全体的に)自分に自信がある上に、
自分中心に考えて相手側の事情を考慮しない人間でした。

なので、「家事スキル=人間としてのスキル」と捉え、
家事が苦手な僕のことを、「何も出来ないダメな人間」と考えたのでしょう。


残念ですが、結果的に、僕と彼女は一番合わないタイプだったのかもしれません。

トラウマになってしまうセリフでした。

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