ペアーズの保育士めい(18):東京デート模様

めいさんは基本的に週1のペースで東京に来てくれる。

ただ、片道2時間くらい掛かることもあり、到着は大抵土曜日の夕方頃。

そのため、どこかに遊びに行くよりは、僕の家でのんびり過ごすことが多かった。

・TSUTAYAでDVDを借りて来て一緒に観る
・僕の持っているDVD(「アルフ」)を半ば無理やり見せる
・ニンテンドーDSで一緒にマリオカートをする
・お互いにスマホをいじる(めいさんはユーチューバーの動画を観る)

こうやって列挙してみると、よくこんな内容で間が持つものだと思うが、僕自身に加え、めいさんも割とインドアタイプだったのが幸いした。

なお、食事はどうしていたか。

めいさんは相変わらず、全く料理を振る舞ってくれる気配はなく、外に食べに行くか、出前を取るかの二択だった。(食への興味が少ない僕には「女性の手料理を食べたい。」という願望は特にない。)

ピザを注文したり、ときには僕が自転車でマックに行ってテイクアウトしてきたり、かなりジャンキーなご飯が多かった。

そんな僕たちだが、たまにはデートスポットにも向かう。

東武動物公園以外で最もデートっぽかったのは、やはり東京ソラマチだろう。

そう、スカイツリーがあるスポットだ。

ここはスカイツリー以外にも水族館(すみだ水族館)やプラネタリウム、それに沢山のショップがあり、デートには最適なスポットだ。

結局スカイツリーには登らず(お互いそれ程興味がなく、高い入場券を買ってまで登る価値がないと判断)、プラネタリウムは満席で入れなかったのだが・・・。

それでも、すみだ水族館はそれ程並ぶこともなく入場でき、まずまず楽しかった。まあ目玉というか、特筆すべきものがなかったのも事実だが(敢えて挙げるならチンアナゴ?)、女性と一緒に水族館に行くというだけで、気分が高揚するのは僕だけではあるまい。

そして一通りショップをブラブラした後は、晩御飯に回らないお寿司を食べて、僕の家に帰宅。

部屋でダラダラするときもあれば、たまにはデートスポットにも足を運ぶ。

恋愛スキルのない僕だが、普通に"恋人"出来ていたのではないか。


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