雨中に舞い降りた天使さやか(8):幸せなひととき
ひろし「本当にこの前はありがとうございました。」
さやかさん「いえいえ。あの日、雨すごかったですね。」
当然、話のスタートはここからだ。
それを口火に、さやかさんと色んな話をした。
・さやかさんは24歳。
・最近大手企業に転職し、銀座で働いている。
・引越しが好きで、この町に越してきたのも半年ほど前。
・僕と同じく、「進撃の巨人」が好き
・じゃがりこにお湯を入れて作ったポテトサラダを元カレに出したら、
「うまい!」と感動していて笑った
なぜそんな話題になったのかわからない話もあるほど、色々話した。
さやかさんは社交的で話しやすく、恋愛経験の少ない僕でも会話に困ることはなかった。
とりあえず、かわいいさやかさんと一緒に話をしているだけで、僕には幸せな時間だった。
気付くと、時計の針は23時を回っていた。
さやかさん「あ、そろそろ勉強会に行かないと。」
(えっ? 勉強会?こんな時間から? )
聞けば、近く(自転車圏内)に友人が住んでおり、今から友人の家で勉強するのだと言う。
何の勉強かは聞かなかった。
転職したてと言っていたから、会社の勉強が忙しいのだろう。
そういえばこの前、研修を受けたと言っていたし。
さやかさんとの食事はここで切り上げた。
費用は当然、僕が支払った。
そもそも「傘に入れてもらったお礼」という名目の会だしね。
僕たちは駅で解散することになり、僕は、
自転車で勉強会に向かうさやかさんを見送ってから、家路に着いた。
それにしても、こんな時間から勉強会とは、なんて素晴らしい人なんだろう。
しかもかわいい!(これが一番重要。)
今日は良い日だった。
僕は引き続き、さやかさんにアタックすることを、心に誓った。
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