ガッキー似美人教師さゆり(23):反省会
ディズニーランドから帰宅した僕は、泥のように眠った。
ディズニーランドはただでさえ、とても疲れる。
好きな女性(でも付き合っていない)と一緒だったのだから、余計にそうだ。
肉体的にも精神的にも疲弊しきっていたのだろう。
翌朝目が覚めたのは15時半頃だった。
目が覚めたきっかけは、メールのバイブ音。
寝起きにも関わらず瞬時に、「さゆりさんか!?」と反応した僕はさすがだ。
合コン帝王「昨日の報告はまだか?」
ああ・・・。
(このパターンばっかりやないか!) ※こちらの記事参照
すぐに帝王に連絡をして、その日の夜に反省会をすることになった。
19時頃、僕は2人分の酒とツマミを買って、帝王の家を訪ねた。
飲みながら、帝王には昨日起こったことを詳細に話した。
帝王の見解としてもやはり、「19時に渋谷で人と会う」というのは相当疑わしいとのこと。
僕とのデートがつまらなかったから途中で切り上げる口実を作った、が有力だと。
そりゃあそうだよな。
じゃなきゃあ事前に、少なくとも当日会った瞬間に言うよな。
薄々気付いてはいたが、女心を知り尽くした帝王の口から告げられると、ダメージが大きい。
アルコールが入っていなかったら、相当にヘコんだだろう。
僕が傷ついていることを察したのか、帝王は自分が集めていた漫画『エンジェル・ハート』をくれた。
こういう気遣い・優しさ・機転の良さが帝王がモテる要因なんだろうな。
※補足:『エンジェル・ハート』は、さゆりさんが好きと言っていた『シティーハンター』の続編。
結局その日は終電ギリギリまで飲んだ。
つもりが、終電をギリギリ逃してタクシーで帰ることになった。
翌日は仕事だと言うのに。
そして帰りに立ち寄った最寄りのコンビニで、僕はなぜか小説『ノルウェイの森』を買って帰った。
普段小説なんか読まない僕が、なぜそんな本を買ったのか、本当にわからない。
精神状態がおかしくなっていたのだろうな・・・。
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