ガッキー似美人教師さゆり(38):タイミング
何事においても、タイミングというものはとても大事だ。
さゆりさんと疎遠になってから半年近く経った、3月のとある日。
僕は何を思ったか、ひさしぶりにさゆりさんにメールを送った。
ひろし「超ひさしぶり(笑)元気にしてる?オレは転職することになったよ。」
さゆりさん「ご無沙汰しています!実は私も学校変わることになって、バタバタしています。」
僕が転職することになったのは本当だ。色々あって、仕事を変えることなった。(あまりポジティブな理由ではない。)
そして偶然にも、さゆりさんも学校を異動することになったようだ。
状況が似ていたためか、ひさしぶりのメールにも関わらず、さゆりさんのメールのノリが良い気がする。
僕はこのチャンスに乗じて、デートに誘った。
ひろし「せっかくだから、ひさしぶりにご飯行こうよ。色々情報交換しよう。」
(情報交換って何だよ。)
さゆりさん「そうですね!ひさしぶりに行きましょう。」
何と、トントン拍子に交渉は成立!
いやはや、本当にタイミングが良かったとしか思えない。
ちなみにこのとき僕は、有給消化期間で、平日も土日も関係ない生活を送っていた。
ひろし「さゆりさんは、土日の方が都合良いよね?」
さゆりさん「そうですね、土日の方が予定立てやすいです。」
ひろし「じゃあ、12日(土)はどう?」
さゆりさん「次の日朝早いんですが、あまり遅くならなければ大丈夫です!」
久々のデートは、3月12日(土)に決定した。
最高だ。仕事を辞めて本当に良かった。
さゆりさんと会ったら、この半年間の空白を埋めるため、色んな話をしよう。
そして、去年のことは一旦リセットして、今年もう一度やり直そう。
何とかさゆりさんと付き合おう。
僕は希望に満ち溢れていた。
その先に、まさかあんな地獄が待ち受けているとは、そのときの僕には知る由もなかった。
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