婚約破棄のメイン理由は料理

僕が婚約破棄をされた理由はいくつかあると思いますが、その中でも、「料理に関する価値観の違い」は大きいと思います。

彼女は飲食店のキッチンでアルバイトをしていた経験もあり、料理がとても得意でした。
そして、そのことにとても誇りを持っていました。

それはこの記事でも書きました。
婚約破棄されるときに言われたセリフ


一方僕は、食に対する興味関心が一般の人と比べてもとても低い人間です。

子供の頃、手料理を作ってくれた母親に対して、「ご飯を食べずに点滴で栄養を取れたら楽なのに。」と言う、ゴミクズのような発言をしたこともあります。


また自分1人のときは、毎日同じメニューを食べ続けても平気です。

ご飯・納豆・味噌汁(インスタント)・鶏肉。

外食をしない日は、毎日毎日これを食べ続けるのです。

違うものを食べたいという欲求よりも、献立を考えたり、作り方のわからない新しい料理をすることの負荷の方がよっぽど高いのです。


付き合っている時、 彼女がこんなことを言ったことがあります。

「私と付き合うと、もう料理ができない女と付き合えないでしょ。」
「私と別れたら、もう同じメニューを食べる生活には戻れなくなるね。」(そんなことはなかった。)

本当に、彼女は料理にプライドを持っていました。


彼女の名誉のために言っておくと、確かに彼女は料理がうまかったです。
僕も料理を作ってくれる彼女には感謝していましたし、 毎回美味しくいただいていました。

でも、やはり温度差はありましたね。


「今日は何が食べたい?」

そう聞かれるのが僕にとっては苦痛でした。
そもそも僕の頭の中に料理のレパートリーが少ないのだから、毎回答えることは同じです。

「肉かカレー。すき焼き。親子丼。」

同じことを答えるたび、彼女は「いつもそればっかりだね。」と笑いながら言ってきました。
でも、心の中では笑っていなかったのでしょう。
確実に、そして着実に、僕に対する評価が下がっていったのだと思います。

こんなこともありました。

僕は彼女に感謝の気持ちを込めて、頑張ってコロッケを作りました。
買い出しから完成まで、2時間かかりました。

それを見て彼女が言ったセリフ。

「買ってきた方が早い。」
「私に料理を作るなら、私と同程度のレベルじゃないと納得できない。」

こんな二人が結婚するなんて、どだい無理だったのでしょう。

もう、料理人とでも付き合ってくれという気持ちです。
(でも、それはそれで彼女のプライド的に我慢できないような気もします。)


料理ができる彼女は確かに素晴らしい。

でも、そこにプライドを持ちすぎてマウントをとってくるような女はダメです。

それなら、料理ができない女と一緒に、出前を食べるほうがよっぽど幸せです。

これが、僕が婚約破棄女から学んだこと。 

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