女子高生コンビニ店員あすか(1):バイトデビュー
[200X年のある日]
東京都杉並区のとあるコンビニに、1本の怪しい電話が入った。
も、もしもし・・・。あ、あのっ、そちらでバイトさせていただきたいんですけど。
おう!じゃあ、面接に来てくれるかな。〇月×日の△時でどうだい?
ア、ハイ。大丈夫です。よろしくお願いします。
おう。履歴書を忘れないようにな!よろしく頼むよ。
大学に入学して早5ヶ月。
暇を持て余していた僕は、「大学生はバイトするもんだろ。」という安直な考えに至った。
「バイトと言えばコンビニ!」という、これまた安易な思いから、
アパートから徒歩2分のコンビニバイトに応募したのである。
面接はあっさりパス。(品行方正、見た目もド真面目な東大生だから、当たり前だ。)
店長は昔気質の職人のような性格をしていた。
志望動機を聞かれ「最初はコンビニかな~と思いまして。」と言ったのが、店長には妙にウケたようで、「コンビニも甘くないぞ笑」なんてハッパをかけられたことを覚えている。
それにしても今思うと、よく接客業に応募したものだ。
当時の僕は極度の人見知り+女性恐怖症で、大学でもクラスメートの男友達としか会話していなかった。
深く考えずに、勢いで応募したのが逆に良かったのだと思う。
とにもかくにもこうして、すんなりとバイトデビューが決まった。
シフトは週に2回。
まずは土曜日の日中(10時~18時)に出て様子を見る。
そして慣れてきたら、平日の深夜にも入るということになった。
(ちなみに、深夜は時給が1.25倍になる。)
高校時代までは、部活と勉強しかして来なかった。
アルバイトなんて、完全に初めての経験だった。
初出勤日の前日は、緊張であまり眠れなかった。
さて、バイトデビューはどうなるのだろうか!!
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