オタク系キャバ嬢ひかり(2):癒しの時間

小柄でショートカット、目がパッチリ。

ひかりさんは、モロに僕の好みだった。

(お店側はこんな時間まで、なぜ隠していたんだ!?)

キャバクラに入店して5時間以上経過し、少しマンネリ化していたその閉塞感が一気に吹き飛んだ。

僕のテンションもさらに上がる。

そしてひかりさんは、話していても楽しかった。

ひかりさんはオタクらしい。しかもビジネスオタクではない。このお店で働く前は、秋葉原のメイドカフェでバイトをしており、推しの女性を応援するため、今も1人でメイドカフェに通っているという、生粋のオタクだ。

僕も漫画やゲームが好きなので、『闇金ウシジマくん』の話で盛り上がるという、キャバクラには似つかわしくない光景になっていた。

ちなみに、ウシジマくんには、キャバクラにハマる男の話がある。

闇金ウシジマくん29巻 第317話「中年会社員くん8」キャバクラに嵌る曽我部
闇金ウシジマくん29巻 第317話「中年会社員くん8」

金がないのに見栄をはって「この店のメシが一番舌に合うわー。」とのたまう姿に妙なリアリティがある。

この物語の主人公、加茂(かも)は結局、キャバ嬢「花蓮」に貢ぐために会社のお金を横領。ネイルサロン開店資金を援助した挙句、花蓮にドロンされるという結末に・・・。

ちなみに、僕とひかりさんが盛り上がったのは、 加茂の回の話ではない。

話を元に戻そう。

既に5時間以上ウイスキーを飲み続けて酔っ払っていた上に、好みの女の子がついたことでテンションがアゲアゲになった僕は、ひかりさんを「かわいい。」と褒めまくっていた。


ひかりさん「え~、じゃあLINE交換してくれますか?」

ひろし「もちろん!喜んで。」


褒めた甲斐があった!

仮にひかりさんの営業努力だったとしても構わない。

仲良くなるためには、とりあえず連絡先をゲットしておかなければ話が進まないのだから。

まあ正直、このお店では頼めば簡単にLINEは教えてくれるのだが・・・。

そうこうしているうちに、閉店時間の1時を迎え、チェックアウト。

帝王がカードで払ってくれたので正確な金額は不明だが、2人で10万円は軽く超えていた。

さすがです、帝王。

そして帰り際、見送ってくれるひかりさんに「一緒にメイドカフェ行こうね!」と言って、僕はお店を後にした。(LINE交換後、そういう流れの会話をしていた。)


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▼ひかりさん編第1話
オタク系キャバ嬢ひかり(1):傷つき、それでも生きていかなければならない
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