オタク系キャバ嬢ひかり(16):お誘いの内容

2020年11月5日

LINE友達という生産性のない関係を打ち破るべく、ひかりさんが起こしたアクションとは。


ひかりさん「(自撮り写真)」
ひかりさん「今日卒業式なんです!自撮りしたから見てー!」
ひかりさん「そして今日〇〇(キャバクラの店名)いかがでしょうか!笑」


怒涛のLINEメッセージの連投。

ここでひかりさんが言う"卒業式"というのは、もちろん学校のことではない(笑)

卒業式というのは「キャバクラの最終出勤日」を指す。

つまり、「今日がキャバクラ最終日なので来てくれませんか?」というお誘い(営業)連絡だ。

まさかこのタイミングで営業をかけてくるとは・・・。

やはりひかりさんにとって僕は「お客」だったのか?

ひかりさんの真意はわからない。

ただ、僕の気持ちとしても、これは対応が本当に悩ましい。

ひかりさんとの関係を維持し、今後付き合う→結婚するというステップを目指すのであれば、当然、ここは行くべきなのだろう。

だが、前回のデートでひかりさんの"事実"を知ってから、僕のテンションは明らかに下がっている。

普通のデートですら行くかどうか迷うのに、高いお金を支払ってキャバクラに行くのはどうなのか・・・。

ちなみに、このLINEが届いたのは21時21分

シンキングタイムが短いにも程がある!

メンタリズムの中には、「時間を与えないことによって選択肢を奪う」という高度な心理戦略があるが、もしかしてひかりさんはメンタリストなのだろうか・・・。

逆に「こんな時間に誘われても無理だよ。」と言って断ることは簡単なのだが、たまたまその日は仕事終わりに同僚と飲んでいた。

ここから飲みを切り上げてお店に向かえば、時間的にはちょうど良いタイミングなのだ。

僕の頭の中で、色んな打算や思考が駆け巡る・・・。


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▼ひかりさん編第1話
オタク系キャバ嬢ひかり(1):傷つき、それでも生きていかなければならない
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