空手女子高生るな(12):ビ〇チなJK
突然、その日はやって来た。
いつも通りの平和な空手練習の日だと、僕はそう思っていたのに・・・。
るなちゃんがニコニコしながら話しかけて来た。
るなちゃん「ねぇねぇ、これ見て~」
何やら首元に、鍵をネックレス風に巻いている。
いわゆる「鍵っ子」スタイルだ。
(ん?何で鍵を・・・?)
僕に考える時間を与えず、るなちゃんは続ける。
るなちゃん「彼氏にもらったんだ~」
ひろし( ◎△$♪×¥○&%#?! )
僕はあまりのショックでどう返答したか覚えていない。
「へぇ、彼氏出来たんだ。」とか言ったのだろうか。
そのとき、どんな顔をしていたのだろうか。
しかも、ただ彼氏が出来ただけではない。
ときは夏休み。
鍵をしていることからわかるように、るなちゃんは彼氏の家に寝泊まりしているらしい。
るなちゃん「寝起きにチューしてくる顔がすごくかわいいんだ!」
ひろし( ◎△$♪×¥○&%#?! ◎△$♪×¥○&%#?! )
もうやめてくれ・・・。
童貞の僕にはこれ以上耐えられない。
るなちゃんはとんだビッ〇だった・・・。
追い打ちをかけるように、るなちゃんは彼氏の写真を見せて来た。
大学生か専門学生か、ホスト風のいかにもチャラい男だった。
僕はどうしても我慢できず、こう言った。
ひろし「オレは上野くんの方が良いと思うけどな~」
これは本心だ。
こんなチャラくて、女子高生を家に連泊させるようなクズ男に取られるくらいなら、
上野くんとくっついてくれた方が100倍マシだった。
るなちゃん「なんでそんなこと言うの~。」
反応から察するに、るなちゃんも上野くんの方が好きだったのだろう。
上野くんに彼女がいたことがショックで、この男と付き合ったのかもしれない。
お母さん・・・。東京は怖い街です。
僕は次の日、大学の講義を欠席した。
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