雨中に舞い降りた天使さやか(3):着信アリ

家に着いた僕。

服も下着もカバンもびしょ濡れだ。

すぐに服を脱ぎ(濡れてひっかかるので脱ぎづらい)、早速お風呂場に向かう。


シャワーを浴びてすっきりした僕がスマホをチェックすると、
早速彼女からショートメールが届いていた。


天使「無事に帰れましたか?(笑) 私はさやかって言います!」


おお、向こうからメッセージを送ってくれた。

これはもしや、人生に三度あるというモテ期というやつでは!?
やっと僕にも一回目のモテ期が来たのか。

さあ、急いで返信しないと。


ひろし「さっきはありがとうございました。こんなに良い人がいるんだって感動しました!
    お礼もかねて、今度ぜひ飲みに行きましょう!」


うん、とっても自然なデートのお誘いだ。

数々の失敗を経験したおかげで、僕のスキルも上がって来ているのかもしれない。

すぐにさやかさんから返信が来た。


さやかさん「ごめんなさいですけど、あなたの名前とメールアドレス教えてもらえますか?」


おっと、そうか。僕が名乗るのを忘れていた。

うっかりうっかり。


ひろし「僕はひろしって言います。メールアドレスは~~です。」


こうして、さやかさんとメールアドレスも交換することが出来た。

よかったよかった。

・・・

ん?

「飲みに行きましょう」はスルーされた?

少し気になったが、酔っ払っていたこともあり、その日はそこで力尽き、眠りに落ちた。


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▼さやかさん編第一話
雨中に舞い降りた天使さやか(1):ラブストーリーは突然に
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