雨中に舞い降りた天使さやか(6):2ヶ月
2度目の約束もキャンセルされ、そこから2週間経った。
相変わらず、さやかさんからの連絡はない。
僕は懲りもせず、こちらからメッセージを送る。
ひろし「風邪治りましたか?」
さやかさん「バッチリです。明日の夜は空いてますか?」
(翌日の返信)
ひろし「すみません。今日は予定があるんです。中々合わないですね。」
(また翌日の返信)
さやかさん「そうですね。今日の午後もダメですか?」
ひろし「今日も無理です・・・。来週の日曜はどうですか?」
さやかさん「来週ダメだー。」
本当に、奇跡的に予定が合わなかった。
僕は元来、アウトドアではない。むしろ引きこもりだ。
既に土日祝を含めた日程調整に入っているにも関わらず、
全くさやかさんとタイミングが合わない。
(これは縁がなかったということかな・・・。)
そんなことを考えていた矢先、と言っても上のやり取りの10日後だが、
さやかさん「今日の夜、〇〇(最寄り駅)で会いましょうよ。」
ひろし「おお、会いましょう!例によって、20時半でも大丈夫ですか?」
さやかさん「おっけー!ご飯でも大丈夫ですか?」
ひろし「大丈夫!」
こうして、ようやく、日程の再々調整が完了した。
「ご飯」を強調されているのが少し引っ掛かるが、気にしないでおこう!
これで3度目の正直だ。
当日のお誘いだから、さすがに今回はドタキャンをくらうこともないだろう。
この時点で、相合傘の日から既に2ヶ月が経過していた。
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