ペアーズの保育士めい(5):電話友達…?
めいさんとのやり取りはとても楽しい。
毎日仕事が終わってから、大体0時~3時の間に連絡し合うのがルーティンだった。
仕事はもともと激務の上に、めいさんとのやり取りで夜更かしするのでさらに疲れるという悪循環。だが、これが日々の唯一の楽しみであり、僕にとっての最優先事項だった。
電話の頻度は週に2回程度。
さすがに毎日電話することはなかったが、それでもかなり多い方ではないかと思う。
一番の話題はなぜか怖い話やサイコパス診断についてだったのだが(笑)、次第にめいさんの元カレの話など、恋愛面に踏み込んだトークにも及ぶようになっていった。
女性と緊張せずにこのような会話を出来ていることが、僕にっては奇跡!
(もうこれは間違いなく、"イケる"んじゃないか?)
そう感じた僕は、勇気を出して提案した。
ひろし「よかったら今度ご飯行こうよ」
これがペアーズでマッチングしてメッセージ交換を開始してから、1ヶ月が経過した頃だった。
(よもや断られることはあるまい。)
そう思っていた。
めいさん「まだちょっと、会うのは恥ずかしいな。」
・・・なんでや!
恋愛トークであれだけ盛り上がっていたのに、この期に及んでまだ恥ずかしがるなんて・・・。
ひろし「そっかぁ。じゃあもうちょっと仲良くなってからだね。」
紳士の僕は深追いすることはせず、それだけで切り上げた。
そしてまたこれまで通り、毎日大量のメッセージと、時折電話も交えてのコミュニケーションが続いていくのだった。
結局今回もまた、"メル友"という関係で終わってしまうのだろうか・・・。
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ペアーズの保育士めい(1):マッチングアプリ黎明期の出会い
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