ガッキー似美人教師さゆり(15):初デート
いよいよさゆりさんとの映画館デート当日。
思えばこれ、僕にとっての初デートじゃなかろうか?
さゆりさんとの初めてのデートという意味ではない。
20年以上の人生の中で、女性と二人っきりで遊びに行くというのが、生まれて初めてなのだ・・・。
(それだけでも、さゆりさんには感謝してもしきれない。)
さゆりさんとは新宿駅東口のアルタ前で待ち合わせをした。(デートっぽい!)
忍者屋敷であれだけ一緒にいたおかげで、さすがにすんなりと合流できた。
(顔を忘れているということもなかった。)
そして久しぶりに会ったさゆりさんは、やはり可愛い!
こんな子とデートができるなんて、僕は幸せ者だ。
早速事前に調べておいたルートでバルト9に向かう。
緊張していたのでどんな会話をしたかは憶えていない。
おそらくスマートな会話ではなかったであろう。
映画館では、当然チケットは僕の奢りだ。
さゆりさんもあまり躊躇することなく「ありがとうございます。」と受け入れた。
(もしや奢られ慣れているのだろうか・・・?でも、かわいいから当然か。)
ここで一つ僕のミスを挙げるなら、ドリンクやポップコーンを買わなかったこと。
買わなかったどころか、さゆりさんに「いる?」と提案することもしなかった。
僕は普段映画館では何も買わないし(特にポップコーンは音が出るのを気にして絶対に買わない。)、何より緊張していてそんなことを考える余裕もなかった。
さゆりさんが映画館で飲み食いするはかどうかは分からないが、ドリンクぐらい買ってあげるべきだったかな・・・。
そんな細かいミスはあったが、映画自体はとても楽しめた。
やはりモテ理論通り、映画を観ている間は、さゆりさんとの会話を気にする必要がないのがとても楽だった。
『カールじいさんの空飛ぶ家』の鑑賞は無事に終了。
さゆりさんも「面白かった。」と言ってくれた。
よしよし、ここまでは比較的順調だ。
さて、いよいよ次はメインイベント。
サザンテラスでイルミネーションだ!(本来の目的は映画鑑賞だったが、前日の友達のアドバイスを受けて以来、僕の中ではなぜかイルミネーションがメインにすり替わっていた。)
さりげない感じを装って僕は聞いた。
ひろし「さゆりさん、イルミネーションとか好き?」
(ドキドキ)
(ドキドキ)
さゆりさん「あんまり興味ないですね~」
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