ガッキー似美人教師さゆり(42):ネットストーカーの末路[エピローグ]

さゆりさんとの連絡を完全に絶ったのが2011年の12月。

2年後の2013年、僕はさゆりさんのFacebookアカウントを見つけた。
当時は今以上にFacebookが流行っていたし、名前を知っていれば見つけ出すのは容易だ。怖い時代ですね。

さゆりさんの投稿を見ると学校絡みの内容が多く、生徒からのコメントも散見される。
どうやら、教師の仕事を頑張っているようだ。

僕は友達申請はせず、3ヶ月に1回ぐらいの頻度でさゆりさんのページを覗きに行くという、プチストーカーをしていた。(ただし、さゆりさんはほとんどFacebookに投稿していなかった。)

しかし、2015年のこと。何を思ったのか、僕は突然さゆりさんに友達申請を送った。記憶が定かではないが、恐らくお酒が入っていたと思う。

結果、友達申請は承認され、僕は勢いでメッセージを送った。


ひろし「ひさしぶり。ひろしだけど憶えてる?笑」


このメッセージに対して、さゆりさんからの返信はなかった。
・・・まあ仕方ないか。


その3ヶ月後。僕はまたしても適当なメッセージを送った。(今思い返しても、厚顔無恥によくやったものだ。絶対にアルコールの力が加わっている。)


ひろし「さゆりさん、元気?結婚した?笑」


ひさしぶりの相手に対して「結婚した?笑」を入れるのは僕の常套手段だ。
「結婚した?」→「結婚してないですよ~笑」→「オレも(笑)お互いフリー同士会おうよ」という展開を狙っているのだが、残念ながら、成功したことはない。

なんと、今回のメッセージには返信が届いた。
「結婚した?」作戦が功を奏したようだ。

ドキドキしながらメッセージを開いてみると、、


さゆりさん「おぼえてます!おひさしぶりです。そうなんです、実は!笑」


えっと・・・。

最初の「おぼえてます。」は僕の3ヶ月前のメッセージに対する返信だよな。
そして「そうなんです、実は!」というのは、「結婚した?」に対する回答としか考えられない。


まさかの本当に結婚していたというオチ。

これはさゆりさんのFacebookにも投稿されていなかった未公開情報だ。
僕のシックスセンスが働いたとしか思えない・・・。

こうして、僕はさゆりさんを永遠に失った・・・。
これが、合コンで出会ってから6年間の、さゆりさんとの思い出。

さゆりさん、どうかお幸せに・・・。


まてよ、これるなちゃんのときとほとんど同じ流れだな。
空手女子高生るな(24):残酷な通知 [エピローグ]

魅力的な女性たちと違って、僕だけが取り残されているということか・・・。

(完)


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