ガッキー似美人教師さゆり(5):まさかの返信
さゆりさんから返信が届いた僕は喜んだ。
が、それも束の間。
次にまた僕のネガティブ思考&豆腐メンタルが発動する。
(誘いを断られてたらどうしよう。)
仕事に差し支えるといけないので、会社ではメールを開くことは出来ない。
仕事から帰宅後、机の上に携帯を置いてにらめっこをする。
(あれ?なんかデジャブ・・・。)
本当に困った性格だ。
メールを確認することにすら、精神をすり減らさないといけないとは。
夜の22時過ぎになって、ようやく僕は返信メールを開いた。
さゆりさん「良いですね、行きましょう。いつにしますか?」
結果はまさかの「OK」だった!
「よっしゃー」
僕は声を出して喜んだ。
早速、日程の調整に入る。
まず最初に押さえるのは合コン帝王の日程だ。
合コン帝王のアドバイスでは、「お酒を存分に飲めるよう、翌日は休みの方が良い」ということで、土曜日を複数ピックアップして、さゆりさんに連絡する。
さゆりさんも友達と相談してくれた結果、ほどなくして日時は決定した。
次に考えないといけないのは、飲み会の場所だ。
これも、師匠のアドバイスを仰ぐ。
合コン帝王「六本木で良いんじゃないか。相手はまだ学生だからあまり行き慣れていないはず。
社会人で大人な点を見せつけてやれ。」
さすが、いつも的確なアドバイスをくれる。
飲み会のエリア選択1つに、そこまでの意味があるとは考えもしなかった。
場所は六本木に決定!
(ちなみに、僕は六本木に行ったことが数回しかなかった。)
最後にお店を決めて予約しないといけない。
僕にとって、「飲み会のお店選び」というやつは昔からどうも苦手だ。
そもそも優柔不断な上に、女性の気持ちがわからないので、何を基準に判断して良いか、一向にわからないのだ。
今思えば、お店まで合コン帝王に選んでもらえば良かった。
このときなぜか、「お店は自分で選ばなければならない。」という思考に取りつかれていた。
その結果、まさかあんなお店を選択することになるとは・・・。
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ガッキー似美人教師さゆり(1):合同コンパ
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