生涯唯一のナンパ、美少女店員まゆ(8):再会、そして・・・
僕の調査では、まゆさんは週に1回は必ず出勤していた。
だが、ここ2週間はまったくシフトに入っていない。
やはり、僕のストーカーが怖過ぎたのだろうか。
そりゃあ、そうだろうな。
知らない男に告白されて、無視していたら、遠くからひっそりと見つめられていたのだから。
こうして文章にすると、改めて恐怖だ。
月日は流れ、1ケ月半が経過した。
そんなある日。
(あれ?まゆさんがいる!?)
そう、まゆさんがドンキに復活していたのだ!
よかった、本当によかった。
僕のストーカーで辞めてしまったわけではなかった。
長期休暇を取って帰省でもしていたのだろうか。
まゆさんを久しぶりに見ることが出来て気を良くした僕。
テンションがあがったせいか、とんでもない行動に出てしまう。
自分でも、なぜあんなことをしたのかわからない。
なんと、まゆさんに話しかけたのだ。
ひろし「ひさしぶり。」
まゆさん「あ~、おひさしぶりですね。髪の色変えたんですね!」
(僕は髪を茶髪から黒に変えていた。断じて、失恋が原因ではない。)
ひろし「ちょっと真面目に生きようと思って(笑)」
まゆさん「そっちの方が似合ってて良いと思いますよ。」
ひろし「ありがとう。じゃあ、またね。」
なんだ、この会話は!?
ちょっと良い感じではないだろうか。
まゆさんは僕の髪色まで覚えてくれていた!
これは、まだアタックする余地があるかもしれない。
僕の心は高鳴った。
それから数日後。
まゆさんはドンキから完全に姿を消し、二度と会うことはなかった・・・。
やはり話しかけたのはまずかったようだ・・・。
—————-
▼まゆさん編第一話
生涯唯一のナンパ、美少女店員まゆ(1):ドンキでドキドキ
▼まゆさん編だけを絞り込む
「まゆ」タグ
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません