ペアーズの保育士めい(11):”男として”の行動
めいさんを無事にお持ち帰りした僕。
えなり君のように「先にシャワー浴びて来いよ」とは言わなかったが、めいさんにシャワーを貸し、着替えとして僕のジャージも貸した。(そういえば前日は友達の家に泊まっていたようだが、着替えは持っていなかったのだろうか?)
その後僕もシャワーを浴び、すぐに就寝する流れとなった。
結局、買って来た缶チューハイには手を付けずに。
ひろし「じゃあ、オレはこっちで寝るからベッド使ってね。」
紳士の僕は、めいさんにベッドを譲った。
僕はというと、ソファーベッドがあるのでそちらで寝れば問題ない。(別にこういう機会のために買ったわけではないが、男友達が泊まりに来たときなど、このソファーベッドは大活躍だった。)
電気を消して、横になりながら、眠りにつくまでの間、めいさんと会話を続ける。
だが実は、僕は心の中では別の事を考えていた。
(これは、手を出した方が良いのだろうか・・・?)
僕には過去、同じようなシチュエーションで大失敗した経験がある。
このときは、"何もしなかった"ことに対して、社長や帝王からボロクソに言われたものだ・・・。
それに日本には昔から「据え膳食わぬは男の恥」という言葉がある。
過去の失敗を活かすなら、これはやるしかないかもしれない。(二重の意味で。)
僕は意を決して行動に出た。
ひろし「やっぱりオレもそっちで寝ようかな。」
そう言うと僕は、めいさんが寝ているベッドに潜り込んだ。
幸い、めいさんに拒絶されることも通報されることもなかった。
ここまでくれば、さすがの僕でも大丈夫。
その後は無事に、なるようになった。
これが鈴木さん(アフロ田中)のいう、「イッツオートマチック」だったのだな。
ようやくわかったよ。
それにしても、まさか自分が、(直接)会って1日目の女の子に手を出すなんて・・・。
とんだ"紳士"だった。
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