女子大生マネージャーさくら(4):順調な滑り出し
さくらさん「こちらこそ、ごちそうさまでした!体調は大丈夫ですか?すき焼き行きたいです!」
おお、予想以上に良い反応・・・。会社でメールを見て思わずにやけてしまった。
この後やり取りを続けたのが、さくらさんのメールはとにかくかわいい。
ひろし「良いお店見つけとくよ!」
さくらさん「楽しみにしてます!いっぱい食べましょう。」
ひろし「肉食いまくろう!」
さくらさん「野菜も食べないとダメですよ~」
ひろし「オレ、野菜苦手だからさくらちゃんに任せるよ(笑)」
さくらさん「ダメです。私が食べさせます。」
こんなん余計に、惚れてまうやろ~!
ノリが良くてやり取りしているとすごく楽しい気分になる。
さくらさんの元々の性格もあるのだろうが、合コン帝王が盛り上げてくれたおかげで、僕に対してもかなりポジティブな印象を持ってくれているのではないだろうか。
これは本当にチャンスだ。絶対に逃したくない。
後日。
家に帰った僕はすき焼き屋を検索していた。
場所は新宿に決めていた。深い理由はない。
当時、合コン帝王の合コンが新宿で開かれることが多かったから、なんとなく「女性とお酒を飲むなら新宿」と思っていたのかもしれない。さくらさんの住まいからのアクセスも悪くないし、まあこの点は問題ないだろう。
店選びはとても重要だ。
相手は社会人なので、ここはある程度高級なお店を選び、社会人の財力を見せつけるべきだろう。ましてや前回、焼肉ジャンボという高級焼き肉店で食事したのだから、いきなりランクを下げるわけにはいかない。
モーパラ(モーモーパラダイス)なんて連れて行った日には、ガッカリされること間違いなし。(個人的にはモーパラ大好き。それこそ、大学時代には良くお世話になったものだ…。)
悩んだ末に僕がチョイスしたのは、「近江源氏」というお店。
決め手は個室があったこと、近江牛はブランドなので「近江牛を食べてみたかった。」とさくらさんにお店選びの理由を明確に説明できること。
1人前9000円ののコースをチョイスした。社会人の財力を~とは言っても、本当はそんなに稼いでいるわけではないので、このぐらいが限界。まあほぼ1万円のすき焼きなら、文句は言われないだろう。
パソコンで、近江源氏の予約完了画面を見届け、その日の僕の任務は完了した。
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